梅雨の肌トラブル対策:湿気とアトピーの上手な向き合い方

こんにちは、仙台アトピー相談室です。
ジメジメと湿気が続く梅雨。湿気やムレはアトピー肌にとって“見えない刺激”です。
カビやダニの繁殖、ムレによるかゆみ、肌バリアのゆらぎなど、知らず知らずのうちに肌トラブルの原因になっていることもあります。
今回は、梅雨の肌トラブルを防ぐために知っておきたい「湿気との上手な付き合い方」をご紹介します。
【アトピー肌がゆらぎやすい主な原因】
1. 汗やムレによるかゆみ
湿気で汗が乾かず、肌にとどまって刺激になります。
2. カビ・ダニの繁殖
湿気でカビやダニが繁殖しやすく、寝具や収納が刺激の原因になることもあります。
3. 肌バリアのゆらぎ
気温や湿度の変化で、バリア機能が乱れやすくなります。
【肌を守る!湿気対策5つ】
・寝具や衣類はしっかり乾かし、カビやダニの繁殖を防ぐ
・部屋干しは扇風機や除湿機を併用し、できるだけ早く乾かす
・室内湿度は50〜60%をキープし、カビ・ダニの発生を抑える(ドライ機能や除湿機を活用)
・クローゼットや押し入れは換気を行い、除湿剤を設置して湿気を防ぐ
・掃除機や空気清浄機で、空気中のアレルゲンを減らす
「湿気が多いと肌がうるおう」と思われがちですが、実は逆なのです。
汗や汚れが肌にとどまり、バリア機能を乱す原因になります。
大切なのは、“清潔で乾いた環境”を保つこと。
そしてもう一つ、肌そのものを守る“適度な保湿”も忘れずに。
湿気が多くても、肌の内部は乾燥していることがあります。
季節を問わず、保湿ケアは必要です。
肌が穏やかに過ごせるように、空気の質+保湿のバランスを整えていきましょう。
仙台アトピー相談室では、季節に応じたアトピー患者様のための生活環境改善についての相談も承っております。ぜひお気軽にご相談ください。