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冬になるとかゆみがひどくなる…寒暖差によるかゆみの原因と対策

こんにちは、仙台アトピー相談室です。
「冬になると、なぜかかゆみがひどくなる」「暖かい部屋に入ると急にかゆくなる」
こうした経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。冬のアトピー悪化には、乾燥だけでなく「寒暖差」も大きく関係しています。

寒暖差がかゆみを引き起こすメカニズム
冬は、屋外の冷たい空気と室内の暖かい空気の温度差が大きくなります。
この急激な温度変化が、アトピー肌にとっては大きな刺激に。

●温度が急に上がるとき:
暖かい部屋に入ると、血管が拡張し血流が増加します。これにより体温が上がり、かゆみを引き起こす物質(ヒスタミンなど)が放出されやすくなります。
その結果として、かゆみを感じることがあります。

●温度が急に下がるとき:
寒い屋外に出ると、血管が収縮し肌が乾燥しやすくなります。
また、冷たい空気そのものが肌への刺激となり、かゆみを感じることがあります。

このような寒暖差による刺激を一日に何度も繰り返すことで、肌のバリア機能がさらに低下し、アトピーの症状が悪化しやすくなるのです。

冬の生活でできる寒暖差対策
寒暖差による肌への刺激を減らすために、日常生活で工夫できることをご紹介します。

外出時の工夫:
• 重ね着をして、気温の変化にあわせて着たり脱いだりできるようにする
• マフラーや手袋で肌の露出を減らす

室内での工夫:
• 暖房の温度は20~22度程度の高すぎない温度に設定する
• 加湿器を使い、湿度を40~60%に保つ
• 暖房器具の風が直接肌に当たらないようにする

まとめ
冬のかゆみは、乾燥だけでなく寒暖差も大きな原因です。急激な温度変化を避け、自律神経を整えることで、冬でも快適に過ごせる肌を目指しましょう。

仙台アトピー相談室では、季節に応じたアトピー患者様のための生活環境改善についての相談も承っております。ぜひお気軽にご相談ください。

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